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もう終わった破壊的テクノロジーのおはなし [Tech]

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LPの時代、日本盤と輸入盤のクオリティの差は歴然だった。日本盤は曲間の無音部分が「圧倒的に静か」だったのだ。安いUS盤はそこで「チリチリ」とノイズが。オーディオマニアでは全くなかったけど、その質の差は明らかすぎた。日本盤は本来作品の一部ではない「帯とかライナー」のコストを負担させられることに同意できなかったが、音盤自体の工業製品としてのクオリティに敬意を持ってお金を払っていた。

CDが登場したとき、外盤と日本盤のクオリティが(少なくとも自分の再生装置では)差がないことを知って、「洋楽の日本盤はもうなくなるな」と思った。だってもう高い日本盤買うメリットがない。どこの国の工業技術でも同じものが出来るのだ。以来買うCDは外盤ばかり。

破壊的テクノロジーとはこのこと。日本の家電メーカーが良かれと思って開発したCDは日本のレコード産業の技術優位性を不要にしてしまった。少なくとも僕にたいしては。

CDも音楽メディアとしての役目を終えた今、もうどっちでもいいはなしですが。


Photo : Johnny Magnusson
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