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「死刑台のエレベーター」の検証 (2) [映画]

続きます。
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さて、死刑台のエレベーター。クールな人達のクールな完全犯罪は、クールでない人達の予測の出来ないバカな行動に邪魔されるわけです。

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ジュリアンの車を盗んだバカップルは、Boulevard Haussman を西に向かう。
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この方向。

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そしてカフェ Royal Camée でカララ夫人に目撃される。
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Bd.Haussmanのカフェ。テラスの歩道への飛び出し具合からするとコレか?でも確証は得られず。もっとも、カララ夫人が不倫相手との待ち合わせ場所に、夫の会社と同じ通りのカフェを使うのも無防備過ぎる。違う通りなのかもしれない。
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Bd.Haussman をそのまま真っ直ぐ行くと凱旋門が。バカップルはここをグルっと廻って高速に乗ったのだろう。

そして翌朝、バカップルが Parisに帰ってくる。バカ故に取り返しのつかない事件を起こして。
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いろんな映画に出てくる Bir Hakeim 橋。バカップルはここでメルセデスを乗り捨てて花屋の娘の部屋まで歩く。
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ここは今でも完璧に同じ。撮り直しができるぐらい。

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カララ夫人が探す花屋の娘の部屋は15区のグルネル街55番地。
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55, Boulevard de Grenelle. そのままです。
Bir Hakeim橋から真っ直ぐ10分ほど歩くとここ。地理的に凄くリアリティのある設定だったのだ。

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でも正面の電話ボックスは、
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もう無い。フランスも日本と同様に、公衆電話は激減してしまったので。

ヌーヴェルヴァーグ、ロケと即興演出を信条としているだけあって、映画に出てくる住所はホンモノが多いのです。古い建物も残っている可能性が高いし。映画に住所が出てきたら、そこを探して行ってみる価値はあります。あなたにとって価値があるのであれば、ということではありますが。

どうしよう。何かすごい楽しいです。このヌーヴェルヴァーグ映画散歩。好きな映画を片っ端から検証してみたくなってきた。でもキリがない....

「死刑台のエレベーター」の検証 [映画]

Ascenseur Pour l'Echafaud. どこを切っても文句無しにクールな映画。



映画に出てくる「あのビル」
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を見ようと思い、
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行って来ました。
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上の階が段々。この辺をジュリアンがよじ登ってアレしてアレするわけですね。

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という記事にする予定だったのだけど、撮ってきた写真をよく見ると、映画のビルと窓の感じが全然違う!コレは違うビルなのでは?
ということで、この記事は保留して再度検証に行ってきたのでした。DVDのスクリーンショットを撮って、一致するところを探しに。
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後ろのビルのファサードには結構特徴のある目玉模様がある。これを探そう。
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あった!これだ!間違いない。やっぱりこのビルであってました。
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このビルは1953年築、1999年に改装していることが判明。おそらくこの時に窓を変えたのでしょう。
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映画のキーだったエレベーターを見たいところですが、週末に行ったのでビルは閉館中。映画と同じだ... 今度また来よう。平日昼に。
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そしてビルの前の交差点には問題の花屋が無くてはならないわけですが、
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ちゃーんとあります。柱の感じからして、たぶんここで撮ったのでしょう。もう40年前の映画なんだけど、痕跡が残っているのが面白いところです。

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Visitor's Guide
Paris 8区。Bd.Haussmann と Rue de Courcelles の交差するところ。
メトロ9番線 St-Philippe du Roule 徒歩3分。

「死刑台のエレベーター」のビル




Paris コネタ [旅行]

工事中のメトロ République 駅がかっこいい
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切削直後。

Monoprixのコンビニ Monop'
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夜12時まで開いてて便利。さいきんLyonにも出来た。

この半球形のベンチは座るとおしりが痛い
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絞られる感じ。フランス人のおしりにはフィットするのだろうか。

国虎屋のうどんはうまい。
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ホンモノ。

国虎屋の鴨丼もうまい。
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食べてばっかし。

Asile Flottant [其の他]

ル・コルビュジェの建築。Paris には結構沢山あります。今回はその中でも相当にマニアックな案件を見に。建築というか船。
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1929年に建造されたという救世軍のボート Asile Flottant (浮かぶ避難所)。家のないひとたちを助ける救世軍施設のひとつ。
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現在ほぼ廃墟状態。立ち入り不可。
水平連続窓(!)と屋上庭園(と言えるのか?)が言われてみればコルビデザインか... でも言われないと分からない。たぶん。
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窓は木の板で塞がれてしまっている。板には黒いシートがカットして張ってあって田の字型に見せているのが、せめてものコルビへの愛なのかも。

同時期に建てられた救世軍宿泊施設は今でも使われているらしいが、このボートはそうとう長い間放置されているように見える。手持ちの資料には、見学希望の場合の連絡先として救世軍の電話番号が書いてあるが、この荒廃ぶりは見学させてくれる風ではない。
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現在の住民はハトのみ。ボーボー。

Visitor's Guide
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メトロ5番線。セーヌ川を渡る橋から、Gare d'Austerlitz に向かって右側に見えてます。


Asile Flottant



The Asteroids Galaxy Tour @Point Ephémère, Paris [音楽]

またまた Paris にいます。ほぼ週刊 dokin in Paris.

また Asteroids Galaxy Tour のライヴに。こないだ Bruxelles 行ったばっかりなんだけど。世間ではこれを追っかけというのだろうか。
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Point Ephémère.
Saint Martin運河沿いのライヴハウス。
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前回行った Bruxelles から3週間、この間ワタシにはカバン事件があったりしましたが、バンドはヨーロッパツアーの連日のライヴで鍛えられてきたわけです。何かバンドの演奏は前より明らかにタイトになってます。でもヴォーカルのMette はややお疲れな感じも。
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謎のギターアンプ VAX.
VOX のパチモノなのか?DEC がギターアンプを作っていたのか?

最近、ちょっとしたライヴに行くと、その日の動画が必ず見つかる便利な時代。
The Asteroids Galaxy Tour / Around the Bend
Live at Point Ephémère, Paris

私のアタマが写ってるかも。わからないけど。

毒を食わば皿まで [音楽]

昨日の「世界で一番ダサい Idioteque」。
これで Radiohead の記憶が汚染されてしまった方、特に私から一方的にメールで送りつけられた方には、私も深く責任を感じているですよ。まさにウィルスメール。

Radiohead からの連想を断ち切れるかもしれないもうひとつの方法を紹介しましょう。それはこのビデオの元ネタを見ること。
ただし、YouTube で検索すると、もうどれがオリジナルか分からない凄い状況に。
http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E4%B8%80%E7%95%AA%E3%83%80%E3%82%B5%E3%81%84&aq=f

コレがもとネタです。
Armi Ja Danny - I Want To Love You Tender
http://www.youtube.com/watch?v=kA5GkLM5C7M

これが物凄い破壊力。オリジナルの前には Radiohead ネタは霞んでしまいます。演歌のようなイントロに、ムード歌謡ディスコというのか何というのか。そして何ともいえない男女コーラスと踊り。もう何が何やら。

世界中のひとたちがこの踊りの再現に夢中。
http://www.youtube.com/watch?v=Ynrwcy-Duko
http://www.youtube.com/watch?v=nEc7uoQt8xI
http://www.youtube.com/watch?v=6-74sl66rjg
http://www.youtube.com/watch?v=_exOpCmFHKI
http://www.youtube.com/watch?v=LNoBw4DPzJA

踊りたくなってきたでしょう。
これで練習して次回の Radiohead のライヴに備えましょう。

...だめだ解決してない

消したい記憶 [音楽]

消してしまいたい記憶ってありませんか?
この記憶さえなければ、この前の日に戻って人生やり直せたらいいのに、っていう。
私にはあります。

世界で一番ダサい Idioteque
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3932672
(注! Radiohead が好きなひとは、以下をよく読んで、それでも見たいという方はどうぞ)

ネタとしてはもうちょっと古い「世界で一番ダサい...」シリーズ。
何とも形容しがたい不思議な踊り。北欧のどこかのグループのしょうもないPVに Radiohead の Idioteque をかぶせてある。これがまた絶妙に合っていて。

最初に見たときは「何だコレ?」ぐらいだったのだけど、一度見ると記憶の深いところにべっとりと貼りついてしまい、ボデイブローのようにじわじわと効いてくるのだった。
Idioteque がもう以前のようには聴けない。この映像が脳内で自動再生されて、こみ上げる笑いを止めることができない。通勤バスの中で、街を歩きながら、自分の部屋で。あの踊りエヴリウェア。

対策としては、リアル Radiohead の Idioteque のライヴ映像を繰り返し見て、そちらへの連想リンクを強化するか、「世界で一番ダサい」を笑いが尽きるまで見続けて、一回りさせて Radiohead の世界観に統合してしまうか。どちらもまだ成功せず。

田舎の日曜日 [旅行]

友人の実家はとてものどかなところにあって。
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山に囲まれたGrenobleとは違う景色。そびえる山の無い景色はいいなあ。

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フランスの家族のまったりした日曜日に混ぜていただきました。

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人んちの庭で昼寝。まったりし過ぎ。ああシアワセ。こりゃあ週末実家に帰りたくなるわけだ。

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ときどきイヌが様子を見に来てカオをベロベロしていきます。うひゃひゃ。

5月の Noël [旅行]

Paris の帰り。友人の実家にお世話になることに。
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Hérisson という小さい町は
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5月なのにクリスマス。
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"C'est Noël" という演劇イベントの日だったのでした。クリスマスをテーマにした演劇を町のあちこちでやってます。
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イルミネーションも点灯。ビールの美味しい初夏のクリスマスでした。


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「世界の車窓から」な文章になってしまうのはなぜだろう

Giorgio de Chirico 展 @Paris市近代美術館 [Fine Art]

今週 Paris に来たのはコレが主目的。
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Giorgio de Chirico 展。
De Chirico の絵にはとても惹きつけられるのだけど、どこに惹かれるのかが自分でもよく分からないままなのだった。

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最近、各地を旅行して気付かされたのは、自分の「塔と煙突」への異常なこだわり。そこに塔や煙突があれば、必ず見に行ってしまう。そしていつまででも眺めてしまう。
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そうか。だからなのかも。
De Chirico の絵にモチーフとして執拗に出てくる塔と煙突。これがまた惚れ惚れするほど「いい塔」なんです。私の思う、いい塔の条件とは、

- 円柱を基本形とすること (まあ普通は円柱)
- あまり装飾はないこと
- 古いこと
- メッセージや宗教性が無いこと
- とりつくしまが無いこと (物理的にも見る人の精神的にも)
- どこか寂寥感があること (何のことやら)

De Chiricoの描く塔はパーフェクト。De Chirico氏と「塔の良さ」を語り合いたい。

カタログがまた良いのですよ。
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表紙に穴。
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美術展のカタログって普段あまり買わないんだけど、迷わず買いました。
帰りの電車でカバンごと盗まれませんように...

Parisien [たべもの のみもの]

Paris に住んでいたら、日本の食品が普通に買えます。お金さえあれば。
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京子食品。
「ハッピーターン」があったのがポイント高い。一時帰国の重要なミッションのひとつがここで実現できてしまった。これであと「うまい棒」があったらもう帰国の必要が薄れてしまうかもしれない。

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これは別に狙っているわけではないと思います。

11, Rue Campagne-Première [映画]

Paris 映画の場所巡り。
今回は「勝手にしやがれ」"A Bout de Souffle" のラストシーケンス。
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14区、カンパーニュ・プルミエ通り
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11番地。
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写真家のスタジオがあったアパート。
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パトリシアが「ダントン0100」に電話してしまったので Police がやってくる
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ふらふらと逃げるミシェル

動画も作ってみました。



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たぶん殆どの方には何のこっちゃでしょう。すみません。
でも、この通りだけでものすごく興奮できる人っていうのが地球上にはいるんです。何100人か。いや何10人か。やっぱり数人かな。

そういう方のための Visitor's Guide
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メトロ4番線 Raspail を降りたら、そこは「あの」交差点。
そして、ミシェルが倒れたその先には、モンパルナス墓地があって Jean Seberg が眠ってます。R.I.P.



Rue Campagne Premiere, 「勝手にしやがれ」ラストシーケンス






Kandinsky展 @Pompidou, Paris [Fine Art]

また Paris に来ました。
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この間、Bruxelles の帰りに Paris でアレもしようコレもしよう、と計画を立てていたのだけど、ある事情
http://dokin-grenoble.blog.so-net.ne.jp/2009-05-10-6
があって全部流れてしまったので。
今週はリベンジ。当初の予定を全部敢行してやるぞ。

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まずは Kandinsky展に行く。
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昼入って、
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夜出てきた。
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Kandinskyは、毎日 Nocturnes で夜11時まで開いているので、騒がしいツーリストが引き払った後 (感じ悪いですねー、この言い方)、とてもゆったりと観られます。

でも、その画家を好きでもなさそうな「無関心な群衆」で混んでる展覧会って、ものすごく消耗するし、とてもがっかりしてしまいませんか?Kandinsky ぐらいの一般浸透度だと、それは無いと思っていたのだけど、昼はそれなりに混雑してます。Kandinsky が好きなひとは夜行きましょう。ゆったりと、ひっそりと、濃い時間が過ごせます。

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Pompidou はもともとKandinskyを結構持っているのだけど、今回は New York グッゲンハイムと組んで、なかなかのコレクションです。

- ロシア時代の不思議なタッチの絵には結構引き込まれる
- バウハウス時代、学生に出した課題とかもあっておもしろい
- 昔々、竹橋の近代美術館で出会ってすごく気に入った後期ミジンコ系(?)の絵に再会してうれし

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Kandinsky が若き日に書いた本が展示してあった。そのキャプションが、なかなか味わい深い。

 彼はこの本で、アーティストがアートについて語る時に
 およそ陥りがちな過ちを全て犯してしまっている。
 勿体ぶって、大げさで、重くて、中途半端な科学に満ちているのだ。

そんなこと言われると、その過ちを味わってみたくなりますね。日本語訳は絶版して久しいですが、英語版は入手可。

Concerning the Spiritual in Art

Concerning the Spiritual in Art

  • 作者: Wassily Kandinsky
  • 出版社/メーカー: Book Jungle
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: ペーパーバック



またカバン持って [旅行]

明日から週末までプチ連休で、無事生還したカバンとまた電車で出かけます。
もう盗まれても手続きは分かっているので慌ずにすむ... じゃなくて、盗まれないように気をつけたいと思います。

とても長い何か例外的なもの [巨大もの]

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今まで見たことのない「何か」を運ぶトラック。
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その荷物は
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とても
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とても
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長くてなめらかな
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何か Exceptionnel なもの。

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例外的、という他ない。


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例外的なものを運ぶ専門の会社なのでした。
ter Linden Transport
http://www.ter-linden.nl/index.php/id_structuur/7829/home.html

そしてコレはこういうことなのだった。建築現場を見たい...
http://www.rtl.nl/components/automotor/rtltransportwereld/miMedia/2005/week26/vrijdag_z1_speciaal_transport.avi_plain.xml
最初30秒CMが入ります。その後4分の本編が。


Visite Isère Insolite [ヘンなもの]

Isère地方ヘンなものツアー。ガイドはもちろんワタシです。

アントレ1: 斜めの木ゾーン
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まずは、旬のもの(本Blog的には)をご覧いただきます。

アントレ2: 電波の館(仮称)
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石のペイントがすっかりリニューアルされている...
ここは真剣に怖いので本体の写真は掲載しません。今回、館の主と遂にファーストコンタクトを果たしてしまう。そしてワタシの手には館の住所と電話番号を書いた紙が。電話をくれということだろうか...

メインディッシュ: シュヴァルの理想宮
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ここについてはもう何もいうことはありません。坦々と通います。

Anaïs @Summum, Grenoble [音楽]

Grenoble SUMMUM
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ライヴを見に隣の国に行って「事件」があった次の週なので、トラムで手ぶらで行けるライヴは嬉しいです。いろんなリスクが少なくて。
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Anaïs.
なんつーことはない普通のポップスのようでもあり、どこか「いびつ」で引っ掛かる部分もあり。そして全般にとても字余り。

こんなんです。
Anaïs / Mon Coeur, Mon Amour


あとコネタが多いひとなのだ。ケルトものまねコーナーとか、ディレイを使ったひとりコーラスとか。

Anaïs / Intermède Écossais ~ Mon Coeur, Mon Amour


レコーディング予算が無いからライヴアルバムにしたという 1stアルバム The Cheap Show はこういう要素が炸裂していて抜群。

The Cheap Show

The Cheap Show

  • アーティスト: Anais
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: CD



これがそこそこヒットして、まともにレコーディングした 2ndアルバムは割と普通になってしまいました。amazon.co.jp では扱いがないらしくてリンクが張れず。

Lille [ヘンなもの]

Lille は
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ちょっとヘン
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かなりヘン
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やっぱりヘン
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すごくヘン

好きです。Lille.

塔と煙突の街 [巨大もの]

Lille, 塔と煙突を愛する人にはとてもお勧めな街なのだった。
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「塔の街」というのはきっと広く一般に同意してもらえるだろう。
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でも「煙突の街」というとあんまり同意してもらえないどころか、真っ当なヒトには嫌な顔をされるかもしれない。しかし美しい(と感じる人がどれだけいるのか知らないけれど)煉瓦造りの工業遺跡が沢山あるんです。Lille には。
昨日、警察署を探しながらも美しい煙突を何本も見つけてしまい、そちらに行きたい気持ちを抑えるのが大変だった。今日は思う存分見ようじゃないですか。
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ああカッコ良すぎる。
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なんてエレガントな煙突なんだろう。
École Nationale des Arts et Métiers. 工場跡地を利用した美術職業訓練校らしい。
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こちらは工業遺跡と思いきや、現役の工場。
メトロ Porte de Valenciennes 駅ホームからこれが見える便利さ。
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19世紀の技術と21世紀の技術が融合してます。



Lille のエレガントな煙突



Anges et Démons [巨大もの]

Lille Flandres 駅前の通りは、何だか凄いことに。
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こんな黒光りした巨大な赤子たちが通り沿いにずらっと。
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天使と悪魔のパレード、なんだそうです。
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なんだけど、全部悪魔に見えるのだけど...

カバン事件の総括 [旅行]

- 友人に話をすると、何よりも、盗まれたその日のうちにカバンが回収できたという、その速さに驚かれる。効率が良すぎる!フランスじゃないみたいだ!と。たぶんものすごく運が良かったのだろう。

- 荷物にはネームタグを付けよう。飛行機に乗るときは付けるけど、電車でもだ。こういう状況になったとき、爆破されたくなかったら。

- 電車の頭上の棚って、座ってしまうと見えないものだ。荷物は自分より前方の棚に乗せて、常に視界に入っているようにしよう。通路側に座ろう。

- あの黒くて四角いカバン、ビジネス然としていて、いかにもラップトップPC とか PDA とか入っていそうだ。自分が泥棒だったら、汚いリュックよりはこれを狙うだろう。もっともっさりしたカバンにした方がいいのかもしれない。

- 棚に乗せる荷物には、盗まれて本格的に困るものは入れない習慣には救われた。まあ大変だったけど、基本的にはお気楽だったし、不謹慎かもしれないが、すごく面白かった。ハッピーエンドだったしね。でも爆破部隊はちょっと見てみたかったな...

わたしの可哀相なカバン (3) 北の街へ [旅行]

やって来ました。北の街へ。
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Lille Flandres 駅。Paris からTGVで1時間。

駅についたらすぐに解決するのかと思っていたのだけど、そう甘くはなかった。Lille 駅でカバン事件のことを聞くと「そんなの知らない」と言われてしまう。そんな...
仕方ないので警察の場所を聞いたが、行ってみてもさっぱり見つからない。地図を買ってPoliceと書いてあるところに行ってみるが、そこには何も無い。フランツ・カフカ的な世界に迷い込んでしまったのか。

通りかかった人に聞いてみると、警察署は街外れに移転したらしい。行き方を教えてもらってメトロに乗る。Lille に着くまでは結構お気楽だったんだけど、疲労してきたこともあって、ここに来て思考がネガティヴサイドに落ちてしまう。疑念が何重にも渦を巻く。

- そもそも「Lille の不審荷物」って本当にオレのカバンなのか?確証はないんじゃ?
- だとしても、本当に Lille なのか?似た名前の違う街ではないのか?
- そうだとして、今向かっている先には本当に警察署があるのか?
- あったとして、荷物を保管しているのはその警察署なのか?
- そもそも... (最初に戻る。以下繰り返し)

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ネガティヴフィードバックループをぐるぐるしながら、なんとか辿り着きました。Lille警察署。Lille Flandres 駅からはメトロ6駅目の Porte des Postes から徒歩5分。

警察の受付で 駅のカバン事件のことを聞くと「そんなの知らない」と言われる。ああ。心の中で糸がぷっつりと切れる。何しにここまで来たんだろ。
あまりに絶望的なカオをしたからか、受付の人は「ちょっと待ってね」とどこかに電話すると「ああカバンね、ありますよ」と。何で最初から電話しないのだろう。来る人を追い返すのが仕事だからだろうか。
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暫く待たされた後、別室でカバンと涙の再会。中身は引っ掻き回されていたものの、何一つなくなっていないことを確認。そもそも金目のものは入ってないし、入っていた CrepusculeレーベルのレアなCDとか、Asteroids Galaxy Tour のライヴ曲目リストとか、そういうものに興味を示すひとは多分泥棒は向いていないと思う。
警察の担当の方はとても親切でした。また書類を作ってサインして、警察的にもこの事件は無事解決。「解決」するなんて夢にも思わなかった。
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盗難、爆破の危機と、数奇な運命をくぐり抜けて、北の街で再会できたカバン。もう会えないと思ってたよ。今度からネームタグをつけてあげよう。そうすれば盗難~破棄されたとき爆破されるリスクが減る(と警察の人に忠告された)。

しかし長い一日だった。さて、日曜夜8時。もう今日中には Grenoble に帰れない。Lille に泊まってくか。明日会議なんだけど、延期してもらおう。危うく爆破されるところだったんだ。もう一日休んだってバチはあたるまい。明日は Lille を探検しよう。
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何しろ、只者とは思えないのですよ。Lille.

わたしの可哀相なカバン (2) 電話待機編 [旅行]

Paris で SNCF か警察からの電話を待つ。カバンの安否情報を。
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ラーメン食ったり、
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Bière 飲んだりして。

SNCF Paris Gare du Nord から電話。

- 爆破は中止された。よかったね。
- 荷物は Lille 駅の近くの警察署にあります。
- SNCF としてはこの情報提供をもって、この件はクローズしますよ。

だそうだ。自力で Lille まで取りに行けと。
まあでも、この SNCF の対応は、フランスとしては驚異的に親切な方だと思う。感謝。しかし Lille か... 今晩7時までに Paris に戻って来れたら予定のTGVでGrenobleに帰れるのだけど、どうだろう?
戻って来れない方に100カノッサ。

わたしの可哀相なカバン (1) 盗難~危機編 [旅行]

いろいろタンノウした Bruxelles からの帰り道。
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電車で座席の頭上の棚に乗せていたカバンが忽然と消えた。やられました。

消えたカバンには、盗まれて本格的に困るようなものは入れてなかったのだけど、Bruxelles での戦利品の数々が。Atomium グッズとか、レアな中古CDとか、ライヴで貰った曲目リストとか。計り知れない精神的ショック。

何はともあれ被害届を。
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交番。Paris Gare du Nord 内。
被害届は各国語の説明付きフォームが用意されていて、日本語版も。でも記入はフランス語か英語で。

フォームをうめたら、個室に通されて調書を作成。担当の警官は多少英語も話せたので、英語とフランス語のMelangeでなんとか。
結構忙しい交番で、ひっきりなしに人が来たり電話がかかってきたり。その度に警官は部屋から出て行ってしまい、延々待たされる。
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なので写真とっちゃいますよ。

そうこうしているうちに、SNCF の人がやって来た。Lille 駅で、特徴が同じカバンが不審荷物として回収されているらしい。あーじゃそれだ。よかったよかった。とほっとしたのも束の間。

今フランスの駅や空港では、持ち主不明な不審荷物が発見されると、テロ対策でその場で爆破(!)されてしまうのだ。そして Lille では既に警察の爆破部隊が出動したと...

遠い Lille駅で、爆破部隊のフェンスで包囲されつつある、わたしの可哀相なカバンを想像する。その風景は可笑しくもあり、悲しくもある。でもすごく見てみたい、写真撮りたい、とも思ったのだけど、やっぱり爆破は止めて!バクハは!

SNCF と警察は、あちこちに電話をかけた後「爆破を止められるかはわからないけど、こっちから出来ることはしたから、もう帰っていいよ」と。数時間以内に結果を連絡してくれるそうだ。結果とはもちろん「爆破されたか否か」だ。嗚呼わたしの可哀相なカバン。

つづく

Septante, Nonante [フランス語]

ベルギーのフランス語の数はとても合理的。きっちり10進法。
70 : Septante
90 : Nonante

一方フランスでは
70 : Soixante-dix (60+10)
90 : Quatre-vingt-dix (4x20+10)

などと無駄にアタマを使わなくてはいけない。私は特に東京都知事を支持もしないが、氏の例のコメントはもっともではある。どう考えてもベルギーフランス語の方が logique にかなっている。

でもベルギーも 80 はフランスと同様, Quatre-Vingt (4x20) なのが残念。Huitante にしたら言語仕様として完璧なのに。

ベルギーワッフル [たべもの のみもの]

ベルギーといえばワッフル。
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メトロの駅とかで売ってます。たい焼き屋とかコロッケ屋っぽいノリで。

フランスではこの手の店で買い食いして美味しかったためしがない。揚げ物はべちゃべちゃ、焼き物はやたらと甘い。それに何でも Nutella つけりゃいいと思ってるし。なので全然期待していなかった。一応食っとくか、ぐらい。

ところが!これがウマイこと!外はかりっと、中はふわっと。ほどほどなやさしい甘さ。ブリュッセル、いいかも。

Bruxellesで中古CD [音楽]

どこに行っても、つい入ってしまうのは本屋とCDショップ。Bruxelles でもまた。
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fnac エヴリウェア。まあ fnac 好きなんですけど、フランスとそう変わらない。メジャー系はカヴァーされてます。
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小さいショップも結構あります。この中古CDショップは Robert Wyatt がかかっているのが通りから聞こえる。「ここにはキミが好きなものがきっと何かあるよ...」という囁きだ。迷わず入ります。

予感どおり。ありましたありました。買いました買いました。


L' Alphabet du Plaisir: Best of 1981-2001

L' Alphabet du Plaisir: Best of 1981-2001

  • アーティスト: Isabelle Antena
  • 出版社/メーカー: Crepuscule
  • 発売日: 2001/11/13
  • メディア: CD


アンテナのベスト。そうそう、ベルギーといえば Crepusculeレーベルなんだった。このCDは現在入手困難っぽいので嬉し。

Isabelle Antena / Le Poisson des Mers du Sud



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Ghosts of Christmas Past

Ghosts of Christmas Past

  • アーティスト: Various
  • 出版社/メーカー: Crepuscule
  • 発売日: 1991/01/01
  • メディア: CD


とても80年代な、Crepscule, Cherry Red, Rough Trade, Factory系のクリスマスコンピレーション。Paul Haig, Durutti Column, Pale Fountains, Mikado, Antena... いいセレクションですね。全然クリスマスっぽくないのがアレなんですが。これは当時ヴィニールで持ってた。CDになってたなんて!Aztec Camera の Hot Club of Christ が入っているのがポイント高。

Aztec Camera / Hot Club of Christ


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Auteur Labels: Factory Benelux

Auteur Labels: Factory Benelux

  • アーティスト: Various
  • 出版社/メーカー: LTM/Boutique NL
  • 発売日: 2008/07/08
  • メディア: CD


これもコンピレーション。ベルギーといえば Crepuscule と並んで忘れちゃいけないのが Factory Benelux. 初期 New Order もここから出てたんでした。このコンピには入ってませんが。これは去年再発されたCDみたいなので、普通に買えそうではある。

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とても80年代ベルギーなCD を getできました。Bruxellesに来た甲斐があったというものです。

謎のラッパ [巨大もの]

Av.de Stalingrad, Bruxelles
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ラッパ?
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横から
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ここから世界に向けてメッセージを送れと?

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Brusselsの巨大ラッパ



続 Atomium [巨大もの]

今日も来ましたよ。
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メトロが Heysel 駅直前で地上に出た途端、コレがわっと視界に飛び込んで来るわけです。いいなー。真剣にこの路線に住みたい。メトロ1A線で通勤できる仕事、ないかな Bruxelles に。
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今日は中に入ります。一番下の原子から
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エレベーターで一気に
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一番上の原子まで。

巨大建造物って普通は、上ってしまうと、単に眺めがいいだけで、自身の姿は見えない。でも Atomium の場合、上からでも自身を眺めることが出来るという文句のつけようのなさ。
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このとおり
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どうです。

そして巨大建造物って普通は、入ってしまうと、単に廊下と階段で、自身の姿は見えない。でも Atomium の場合、中からでも自身のカタチがはっきり分かるという文句のつけようのなさ。
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原子から
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原子間結合へ
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入っていく
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展示物がまたカッコよろしいのです。
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この階段の手すりがまた。
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気が遠くなっていく。
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さよなら。また逢う日まで。


Atomium



Atomium [巨大もの]

ただただ圧倒的な
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鉄の原子モデル。
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どうしていいのかわからない巨大さ。
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ただ眺める。何時間も。
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日が暮れた。
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明日も来るよ。
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